活動報告
風神(かざかみ)神社は大気(空気)全体を支配する神様「風神(かぜかみ)様」を祀っている神社です。 ご祭神は「シナツヒコノカミ(男神)」「シナツヒメノカミ(女神)」別名:天御柱命(アメノミハシラノミコト)・ 国御柱命(クニノミハシラノミコト)です。 創建時期は定かではありませんが、平安時代とも伝えられている神社で、平安から戦国の頃には霊場として自然発生的に祀られ始めたと考えられます。奈良生駒の龍田大社より分祀を受け、1618年6月に再建されました。 岐阜県中津川市阿木を流れる阿木川の上流に位置し、樹木の鬱蒼と生え茂る山の中にあって、その場所に鎮座する巨大な巖石とその根本にある風穴を神が鎮まる場所として祀られてきました。 元々は山の麓にある長楽寺を前宮としてその奥の院として女人禁制の霊場と崇められてきましたが明治時代の神仏分離令発布に伴い、風神神社として今の形になりました。 神社の名前の通り、天候や災害を司る風の神を御祭神として、その神が鎮まる風窟を祀っています。
普段は人里離れた場所でひっそりと佇む無人の神社ですが、年に1回の祭の時期(8月28日から9月1日の5日間)だけ、境内に人々が集まり、厳かに神事が行われます。 8月30日午後7時からの前夜祭では巫女による浦安の舞、安岐太鼓保存会による安岐太鼓が奉納され、阿木産の朝取り野菜やトマトなどの特産品、手芸品などが販売されます。 8月31日午後1時30分より例大祭が行われます。
拝殿で神主による神事が粛々と行われるなか、途中で宮司が拝殿裏の御垣内に入り、普段閉鎖されている本殿下の巨岩の下の風穴の扉を開けて御幣(ごへい)(風日祈御幣帛)を奉納し、御幣のゆれで今年の台風を予想します。 この後、巫女による浦安の舞、安岐中学校太鼓クラブによる安岐太鼓が奉納されます。
風神神社 住所:〒509-7321 岐阜県中津川市阿木字川入5740番地の1
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